足関節の底屈(ていくつ)運動は、足の甲がスネの骨(脛骨)から遠ざかる動きです。
足関節背屈の参考可動域は45°です。
【足関節底屈の参考可動域】 | 【足関節の底屈運動】 |
目次
足関節の背屈動作に作用している筋肉
足関節の底屈運動には、腓腹筋(下腿三頭筋)、ヒラメ筋(下腿三頭筋)というふくらはぎの筋の他、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋、といった脛骨の後面の筋肉、長腓骨筋、短腓骨筋という脛骨の外側の筋肉が作用しています。
腓腹筋
作用
・足関節の底屈
・膝関節の屈曲
ヒラメ筋
ヒラメ筋(ひらめきん)の起始・停止と機能
【主な働き】足関節の底屈
【神経支配】 脛骨神経(S1・2)
【神経支配】 脛骨神経(S1・2)
後脛骨筋
作用
・足関節の底屈
・足の内反
後脛骨筋(こうけいこつきん)の起始・停止と機能
【主な働き】足の内反、足関節の底屈
【神経支配】脛骨神経(L5、S1)
【神経支配】脛骨神経(L5、S1)
長趾屈筋
作用
・第2~5趾の屈曲
・足関節の底屈
・足の内反
長趾屈筋(ちょうしくっきん)の起始・停止と機能
【主な働き】足の第2〜5趾の屈曲、足の内反
【神経支配】脛骨神経(L5、S1)
【神経支配】脛骨神経(L5、S1)
長母趾屈筋
作用
・母趾の屈曲
・足の内反
・足関節の底屈
長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)の起始・停止と機能
【主な働き】母趾の屈曲、足の内反、足関節の底屈
【神経支配】脛骨神経(L5、S1・2)
【神経支配】脛骨神経(L5、S1・2)
長腓骨筋
作用
・足の外反
・足関節の底屈
長腓骨筋(ちょうひこつきん)の起始・停止と機能
【主な働き】足の外反、足関節の底屈
【神経支配】浅腓骨神経(L4・5、S1)
【神経支配】浅腓骨神経(L4・5、S1)
短腓骨筋
作用
・足の外反
・足関節の底屈
短腓骨筋(たんひこつきん)の起始・停止と機能
【主な働き】足の外反、足関節の底屈
【神経支配】浅腓骨神経(L4・5、S1)
【神経支配】浅腓骨神経(L4・5、S1)
足関節の背屈動作に作用している筋肉のストレッチ
ふくらはぎなどの足関節の底屈に働く筋肉の柔軟性が下がると、足首を曲げる(足関節の背屈)動作が困難となります。
足関節の底屈に働いている筋肉をストレッチするためには、足関節を背屈させる動作のストレッチを行います。
他の足関節の動作と作用する筋肉
足首を曲げる動作(足関節の背屈)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめ
参考可動域 20度
作用する筋肉 前脛骨筋,長趾伸筋,長母趾伸筋,第三腓骨筋
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめ
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめ
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめています。