
下腿三頭筋(かたいさんとうきん)
目次
下腿三頭筋の起始と停止


ふくらはぎの下腿三頭筋は、腓腹筋とヒラメ筋の総称となります。
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下腿三頭筋の機能
下腿三頭筋は、足関節の底屈動作の際に働いています。

【足関節の底屈】
腓腹筋とヒラメ筋は、足首を伸ばす足関節の底屈動作に働く筋肉です。

【膝関節の屈曲】
腓腹筋は、膝関節と足関節をまたぐ二関節筋で、足関節の底屈だけではなく、膝関節の屈曲の動作の際にも働いています。
ヒラメ筋は、単関節筋で足関節の底屈動作に働いています。
下腿三頭筋の筋力が低いと、足首を伸ばす動作や、つま先立ちが困難となります。
足関節の底屈に働く筋肉
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下腿三頭筋が硬い場合


下腿三頭筋が硬いと、十分に足首を曲げる動作が困難となります。
下腿三頭筋のストレッチ
下腿三頭筋のストレッチでは、足関節の背屈動作を行います。
腓腹筋のストレッチでは、膝関節を伸展位で足関節を背屈します。
ヒラメ筋だけを伸ばしたい場合は、膝関節を屈曲位で足関節を伸展させます。
ボディ・モーション・ラボ
さいごに
下腿三頭筋のストレッチでは、足関節を背屈させる動作と膝関節を伸展させる動作のコントロールが重要です。
膝裏〜アキレス腱の部位の筋肉を意識してストレッチしましょう。
下腿の筋肉
下肢の機能解剖学
上肢・体幹の機能解剖学
【参考】
・身体運動の機能解剖
・関節可動域測定法―可動域測定の手引き
・新・徒手筋力検査法 原著第10版[Web動画付]
・プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版