足の内反(ないはん)運動(横足根間関節と距骨下関節の)は、足の底が内側に向かう動きです。
足の内反の参考可動域は30°です。
(ここでは、内がえし(底屈・回外・内転の複合運動)と、外がえし(背屈・回内・外転の複合運動)については説明していません。)
足の内反の参考可動域
足の内反運動
足の内反動作に作用している筋肉
足の内反運動には、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋のようにふくらはぎの深部の筋肉と、スネの前側の筋肉の前脛骨筋が関与しています。
他に、長母趾伸筋が足の内反の補助に働いています。
以下、画像をクリックすると各筋肉の詳細ページに移動します。
後脛骨筋
長趾屈筋
長母趾屈筋
前脛骨筋
足の内反動作に作用している筋肉のストレッチ
ふくらはぎの深部などの足の内反に働く筋肉の柔軟性が下がると、足の底を外側に向ける(外反)動作が困難となります。
足の内反に働いている筋肉をストレッチするためには、ふくらはぎのストレッチの際に足を外反させたり、マッサージボールなどでふくらはぎの深部やスネの前をマッサージすることが有効です。

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