膝関節の屈曲(くっきょく)運動は、膝を曲げる動きです。
膝関節の屈曲の参考可動域は130°です。
【膝関節の屈曲の参考可動域】 | 【膝関節の屈曲運動】 |
目次
膝関節の屈曲動作に作用する筋肉
膝関節の屈曲運動には、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋、縫工筋、腓腹筋が作用しています。
半腱様筋
半膜様筋
半膜様筋(はんまくようきん)の起始・停止と機能
【主な働き】股関節の伸展、内旋、膝関節の屈曲、内旋
【神経支配】坐骨神経の脛側部(L5、S1・2)
【神経支配】坐骨神経の脛側部(L5、S1・2)
大腿二頭筋
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)の起始・停止と機能
【主な働き】股関節の伸展、膝関節の屈曲、外旋
【神経支配】 長頭:坐骨神経の脛側部(S1・2・3)、短頭:坐骨神経の腓骨側部(L5、S1・2)
【神経支配】 長頭:坐骨神経の脛側部(S1・2・3)、短頭:坐骨神経の腓骨側部(L5、S1・2)
縫工筋
縫工筋(ほうこうきん)の起始・停止と機能
【主な働き】 股関節の屈曲、股関節・膝関節の屈曲に伴う股関節の外旋、膝関節の伸展
【神経支配】 大腿神経(L2・3)
【神経支配】 大腿神経(L2・3)
薄筋
薄筋(はっきん)の起始・停止と機能
【主な働き】股関節の内転、内旋、膝関節の屈曲
【神経支配】閉鎖神経(L2・3・4)
【神経支配】閉鎖神経(L2・3・4)
膝窩筋
膝窩筋(しつかきん)の起始・停止と機能
【主な働き】膝関節の屈曲、内旋
【神経支配】脛骨神経(L5、S1)
【神経支配】脛骨神経(L5、S1)
腓腹筋
作用
・膝関節の屈曲
・足関節の底屈
腓腹筋(ひふくきん)の起始・停止と機能
【主な働き】足関節の底屈、膝関節の屈曲
【神経支配】脛骨神経(S1・2)
【神経支配】脛骨神経(S1・2)
膝関節の屈曲動作に作用している筋肉のストレッチ
太ももの裏側など膝関節の屈曲に働く筋肉の柔軟性が下がると、膝を伸ばす(膝関節の伸展)動作が困難となります。
膝関節の屈曲に働いている筋肉をストレッチするためには、膝関節を伸展させる動作のストレッチを行います。
もも裏やふくらはぎのストレッチで膝を伸ばす動作を意識してストレッチしましょう。
他の膝関節の動作と作用する筋肉
膝を伸ばす動作(膝関節の伸展)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめ
参考可動域 0度
作用する筋肉 大腿直筋,外側広筋,中間広筋,内側広筋
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめ
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめ
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめています。