股関節の外転(がいてん)運動は、脚を外側に上げていく動きです。
股関節の外転の参考可動域は45°です。
股関節の外転の参考可動域
股関節の外転運動
股関節の外転動作に作用している筋肉
股関節の外転運動には、中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋が関与しています。
中殿筋
作用
・股関節の外転
・股関節の外転に伴う股関節の外旋
・股関節の内旋
小殿筋
作用
・股関節の外転
・股関節の外転に伴う股関節の内旋
大腿筋膜張筋
股関節の外転動作に作用している筋肉のストレッチ
骨盤の外側にある股関節の外転に働く筋肉の柔軟性が下がると、脚を内に閉じる(股関節の内転)動作が困難となります。
股関節の外転に働いている筋肉をストレッチするためには、股関節を内転させる動作のストレッチを行います。
他の股関節の動作と作用する筋肉

脚を前に上げる動作(股関節の屈曲)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめ
脚を前に上げる動作(股関節の屈曲)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめています。 股関節の屈曲動作には、腸腰筋、大腿直筋、縫工筋、大腿筋膜張筋、恥骨筋、長内転筋が作用しています。

脚を後ろに伸ばす動作(股関節の伸展)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめ
脚を後ろに伸ばす動作(股関節の伸展)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめています。 股関節の伸展動作には、大殿筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋が作用しています。

脚を内側に閉じる動作(股関節の内転)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめ
脚を内側に閉じる動作(股関節の内転)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめています。 股関節の内転動作には、大内転筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、薄筋、大殿筋が作用しています。

太ももを外へ捻る動作(股関節の外旋)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめ
太ももを外へ捻る動作(股関節の外旋)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめています。 股関節の外旋動作には、腸腰筋、深層外旋六筋、大殿筋、大腿二頭筋、大内転筋、短内転筋、中殿筋、縫工筋が作用しています。

太ももを内へ捻る動作(股関節の内旋)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめ
太ももを内へ捻る動作(股関節の内旋)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめています。 股関節の内旋動作には、半腱様筋、半膜様筋、恥骨筋、薄筋が作用しています。