内転筋群の起始と停止
内転筋群は、大内転筋、長内転筋、短内転筋、薄筋の総称となります。
筋肉名 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
起始 | 恥骨枝、坐骨枝、坐骨結節 | 恥骨前面で恥骨凌のすぐ下 | 恥骨下枝の前面、 長内転筋の起始のすぐ下 | 恥骨下枝の内縁 |
停止 | 大腿骨中央後面 大腿骨内側上顆 | 大腿骨中央後面 | 小転子の下方 | 脛骨粗面の内側(鵞足) |

筋肉の「起始」と「停止」から体の部位と繊維方向を意識して効果的にストレッチしよう!
筋肉のその両端の体の中心側に近い部位を「起始」、末端側を「停止」といいます。 筋肉の「起始」と「停止」から体の部位と繊維方向を意識して効果的にストレッチましょう。
内転筋の機能

内転筋群は、股関節の内転動作の際に働いています。筋肉によっては股関節の内転動作とともに、股関節の外旋・内旋動作、屈曲動作にも作用しています。
内転筋が硬い場合
内転筋群が硬い場合

内転筋群が柔らかい場合

内転筋群が硬いと、股関節を開く動作(股関節の外転)が困難となります。
内転筋のストレッチ
内転筋群のストレッチでは、股関節の外転動作を行います。
膝関節伸展位で股関節を外転させると、二関節筋である薄筋もストレッチすることができます。また、股関節の外転動作とともに股関節の外旋・内旋動作をコントロールすることも重要です。
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さいごに
内転筋のストレッチでは、股関節や膝の内側(鵞足部)にストレスをかけ過ぎないように注意しましょう。
内ももの筋肉は、骨盤に近い方から、膝に近い方まで意識してストレッチしてください。