ハムストリングス
The hamstring muscle
目次
ハムストリングスの起始と停止
ハムストリングスは、太ももの後面にある筋肉です。
ハムストリングスは、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋の3つの総称となります。
半腱様筋(はんけんようきん)の起始・停止と機能
【主な働き】股関節の伸展、内旋、膝関節の屈曲、内旋
【神経支配】坐骨神経の脛側部(L5、S1・2)
【神経支配】坐骨神経の脛側部(L5、S1・2)
半膜様筋(はんまくようきん)の起始・停止と機能
【主な働き】股関節の伸展、内旋、膝関節の屈曲、内旋
【神経支配】坐骨神経の脛側部(L5、S1・2)
【神経支配】坐骨神経の脛側部(L5、S1・2)
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)の起始・停止と機能
【主な働き】股関節の伸展、膝関節の屈曲、外旋
【神経支配】 長頭:坐骨神経の脛側部(S1・2・3)、短頭:坐骨神経の腓骨側部(L5、S1・2)
【神経支配】 長頭:坐骨神経の脛側部(S1・2・3)、短頭:坐骨神経の腓骨側部(L5、S1・2)
ハムストリングスを構成する筋肉
画像をクリックすると各筋肉の詳細ページに移動します。
筋肉名 | 半腱様筋 | 半膜様筋 | 大腿二頭筋 |
起始 | 坐骨結節 | 坐骨結節 | 長頭:坐骨結節 短頭:大腿骨中部後面 |
停止 | 脛骨粗面の内側(鵞足) | 脛骨内側顆の後面 | 腓骨頭と脛骨外側顆 |
筋肉の「起始」と「停止」から体の部位と繊維方向を意識して効果的にストレッチしよう!
筋肉はその両端が一つ、複数の関節をまたいで骨についています。両端の体の中心側に近い部位を「起始」、末端側を「停止」といいます。 目でみる動きの解剖学―スポーツ...
ハムストリングスの機能
ハムストリングスは、股関節の伸展動作と膝関節の屈曲動作、骨盤の後傾の際に働いています。
半腱様筋と半膜様筋、大腿二頭筋は、股関節と膝関節をまたぐ二関節筋で股関節の伸展と膝関節の屈曲の動作の両方に働いています。
ハムストリングスの筋力が低いと、太ももを後ろに伸ばせなかったり、膝を曲げる動作が困難となります。
ハムストリングスが硬い場合
ハムストリングスが硬いと、脚を高く挙げられなかったり、挙げた時に膝が曲がってしまいます。
ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングスのストレッチでは、股関節の屈曲動作と膝関節の伸展動作を行います。
画像をクリックするとストレッチの方法のページに移動します。
さいごに
ハムストリングスのストレッチでは、股関節を屈曲させる動作と膝関節を伸展させる動作のコントロールが重要です。
骨盤の坐骨からもも裏〜膝裏の部位の筋肉を意識してストレッチしましょう。