足の外反(がいはん)運動(横足根間関節と距骨下関節)は、足の底が外側に向かう動きです。
外反の参考可動域は20°です。
(ここでは、内がえし(底屈・回外・内転の複合運動)と、外がえし(背屈・回内・外転の複合運動)については説明していません。)
【足の外反の参考可動域】 | 【足の外反運動】 |
目次
足の外反動作に作用している筋肉
足の外反運動には、長腓骨筋、短腓骨筋、第三腓骨筋のように脛骨の外側の筋肉と、スネの前側の筋肉の長趾伸筋が作用しています。
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長腓骨筋
作用
・足の外反
・足関節の底屈
短腓骨筋
作用
・足の外反
・足関節の底屈
短腓骨筋(たんひこつきん)の起始・停止と機能
【主な働き】足の外反、足関節の底屈
【神経支配】浅腓骨神経(L4・5、S1)
【神経支配】浅腓骨神経(L4・5、S1)
第三腓骨筋
作用
・足の外反
・足関節の背屈
第三腓骨筋(だいさんひこつきん)の起始・停止と機能
【主な働き】足の外反、足関節の背屈
【神経支配】深腓骨神経(L4・5、S1)
【神経支配】深腓骨神経(L4・5、S1)
長趾伸筋
作用
・第2~5趾の伸展
・足関節の背屈
・足の外反
長趾伸筋(ちょうししんきん)の起始・停止と機能
【主な働き】第2〜5趾の伸展、足関節の背屈、足の外反
【神経支配】深腓骨神経(L4・5、S1)
【神経支配】深腓骨神経(L4・5、S1)
足の外反動作に作用している筋肉のストレッチ
スネの外側などの足の外反に働く筋肉の柔軟性が下がると、足の底を内側に向ける(内反)動作が困難となります。
足の外反に働いている筋肉をストレッチするためには、内反させる動作のストレッチを行います。
スネの外側の筋肉(長腓骨筋・短腓骨筋)のストレッチの方法
ストレッチの強度 ★★
スネの筋肉の凝り緩和
足首の柔軟性向上
ランニングの疲労回復
スネの筋肉の凝り緩和
足首の柔軟性向上
ランニングの疲労回復
他の足部の動作と作用する筋肉
足の底を内側に向ける動作(足の内反)に作用する筋肉と関節可動域(ROM)のまとめ
参考可動域 30度
作用する筋肉 後脛骨筋,長趾屈筋,長母趾屈筋,前脛骨筋
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめ
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめ
下肢の関節の関節可動域(ROM)と働く筋肉のまとめています。