肩の脱臼ポジションを理解して肩のストレッチをより安全に

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胸の大胸筋のストレッチの動作では、肘を90度に曲げて胸を開くポジションをとることがありますが、セルフストレッチやペアストレッチを行う際には肩関節の脱臼に注意しながらストレッチの動作を行わなくてはなりません。

肩関節の脱臼ポジション
参考:スポーツ指導者のためのスポーツ外傷・障害

肩関節の脱臼ポジション

肩関節の脱臼は、肩の

外転
外旋
水平伸展

の動きが過度に強制された時に起こります。

外転
腕を横に挙げる動作
参考可動域:180度
肩関節の外転
外旋:
腕を外に捻る動作
参考可動域:60度

肩関節の外旋
水平伸展
腕を外転90度の位置から体の後ろの方へ伸ばす動作
参考可動域:30度

肩関節の水平伸展
参考:関節可動域測定法―可動域測定の手引き

大胸筋のストレッチを安全に行うために

胸を開くような動作のストレッチを行う際は、無理に肩の水平伸展の動きのみを強調するのではなく、しっかりと肩甲骨の内転(肩甲骨を内側に寄せる動作)を誘導してから行うと安全に大胸筋のストレッチを行うことができます。

また、肩関節の参考可動域30度を考慮してストレッチを行う、背中の丸まっている高齢者には無理に行わない、ストレッチ前に肩関節脱臼の既往歴を確認する、などの対処が大切です。

肩関節の脱臼の既往歴がある人は、不安テストで脱臼ポジションをとった時に不安な表情を浮かべたり疼痛を訴えます。

肩関節の脱臼の不安テスト
参考:図解四肢と脊椎の診かた

さいごに

大胸筋のストレッチを行う際は、既往歴の確認、不安テスト、ストレッチを実施する人の年齢やアライメント(姿勢)などを考慮して動作を行いましょう。

参考:

スポーツ指導者のためのスポーツ外傷・障害

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この記事を書いた人
鈴木和孝
Body Motion Labでは解剖学とスポーツ医学、東洋医学をベースとしたストレッチ指導、メニュー作成などを行っています。 皆様の健康な体作りのお手伝いができれば幸いです。
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