痛みを言葉で客観的に評価して冷静に治療を進めていきましょう

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辛い痛みの症状は一刻も早く無くなってほしいものですが、痛みはいきなりパッと無くなるわけではありません。
しかし、痛みを言葉として客観的に評価することで、痛みを少しずつ少なくして着実に完治へ進めていくことはできます。

痛みの評価方法の一つとして、痛みを11段階でスケールする方法が挙げられます。
0が痛みが全く無い状態で、10が最大の痛みとし、0〜10までの11段階に分けて現在の痛みの程度を評価していく方法です。

受傷したときの痛みを10とすると今の痛みは何になりますか?とたずねて、7と答えれば痛みは半分よりは小さくなっていませんが、受傷直後よりは痛みが和らいでいることになります。3という返事であれば最初の痛みよりも半分は軽減して回復していると評価します。

このような方法に加え、スポーツの現場では問診でこのように動作の痛みで治癒過程を評価しています。
足首の捻挫を例に挙げれば、

・腫れ、熱感はありますか?
・患部を押して痛みがありますか?
・ベッドに横になって動かさず安静にしていても痛みが出ますか?
・立って体重をかけると足首に痛みが出ますか?
・体重をかけず、足首を曲げる動きで痛みは出ますか?
・体重をかけず、足首を伸ばす動きで痛みは出ますか?
・足を外側に捻る動きで痛みが出ますか?
・足を内側に捻る動きで痛みが出ますか?
・歩いていて痛みが出ますか?
・スクワット動作で痛みは出ますか?
・階段の上りでは痛みが出ますか?
・階段の件では痛みが出ますか?
・日常生活で痛みが出ますか?
   
・走ると動作で痛みは出ますか?
・ジャンプ動作で痛みは出ますか?
・サイドステップ動作で痛みが出ますか?
・痛みを気にせず全力でスポーツが行えますか?

このようにチェック項目を設けて痛みをバラバラに評価していきます。
受傷してから1週間経っても後も痛みが全然治ってないと言う方もいらっしゃるのですが、実際にこのようなチェック項目を聞いてみると安静時の痛みはなくなっているだとか、体重をかけるとまだ痛いが体重をかけず足首を伸ばす動きは痛くなくなったなど、少しずつ症状が回復していることが多いです。

体の痛みの症状がなかなか消えないと不安になりますが、このように言葉で客観的に評価してみると、四六時中痛みが出ているわけではないことがわかります。これだけでも痛みの恐怖感を軽減することができます。

特別な手技によって一瞬で症状が治ってしまうというケースは稀です。
痛みを言葉で客観的に評価して冷静に治療を進めていくことが大切です。

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この記事を書いた人
鈴木和孝

Body Motion Labでは解剖学とスポーツ医学、東洋医学をベースとしたストレッチ指導、メニュー作成などを行っています。
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