自分で開業してやっていくのであれば、『自分で情報収集できること』が必須です。
自分の師匠を「凄いな!」と尊敬することも大事ですが、「このおっさん、何を元にこんなこと喋っているんだろう?」と疑うことも同じくらい大切です。どんなに凄い先生でも参考文献があるわけです。
一人前になるには、情報に飢える、情報を探す、情報を選ぶ、情報を調理する(組み合わせる)、調理した情報を相手(患者さん、クライアント)に出す、という工程を自分で作れるようになる必要があります。師匠やセミナーの講師が調理した情報をそのまま相手に差し出しているのではいつまで経っても一人前にはなれません。
皆さん、たくさん本を読んでください。
解剖学の書籍
カラー版カパンジー機能解剖学 全3巻原著第6版I上肢 II下肢 III脊椎・体幹・頭部
(内臓系、生理学はまた別の本で勉強してください。)
触診の書籍
評価方法の書籍
・測定と評価 現場に活かすコンディショニングの科学 改訂増補版 (スポーツ医科学基礎講座3)
理学療法のクリティカルパス〈上巻〉上肢・脊椎 症例から学ぶグローバルスタンダード
理学療法のクリティカルパス〈下巻〉下肢 症例から学ぶグローバルスタンダード
手技療法の書籍
様々な手技療法がありますが、まずはこの本で手技の種類全体を俯瞰するのが良いと思います。
最後に
紹介した本を全て購入しても、102168円です。
よくわからない整体の資格を取得するよりもリーズナブルです。スポーツトレーナー系の専門学校や鍼灸・柔道整復師学校で学んでいる人であれば読み込めると思います。色々なセミナーに参加するのももちろん勉強になりますが、必ずその先生が使っている参考文献と参考文献の組み合わせパターンを盗みましょう。
私は20代でコツコツと今回紹介した書籍を購入しましたが、36歳になった現在でも有効活用できる書籍ばかりです。
必ず自分の財産として残るので書籍を購入することをおすすめします。
5〜10万円を握り締めて新宿紀伊国屋など大型書店の専門書コーナーで気になった本を片っ端から買うのもおすすめです。